犬も歩けば814 舞の海著「土俵の矛盾」
相撲発祥の地は出雲という説があります。
10年ほど前、大江戸線1周年の記念イベントの際に、壇上で、舞の海に島根のお酒を贈呈したことがあります。MXテレビの取材があり、物産協会からハッピを借りたりしました。
舞の海から「相撲発祥の地は島根ですね。」と言われ、うろたえたという思い出があります。当時、知りませんでした。
相撲を見るのは好きで、舞の海の明快な解説には感心しています。
最近、舞の海は「土俵の矛盾 大相撲 カオスの中の真実」を上梓しました。(実業の日本社 1400円税別)
八百長問題などについて、正義と良心をふりかざす世の論調とはまったく違います。
論旨:・大相撲はスポーツではない、
・神事、伝統文化、芸能、興行などの性格をもつ、曖昧で矛盾に
満ちたもの、
・日本人はこの曖昧さと矛盾を大切にしてきた、などです。
横綱は「神の使い」であり、白鵬の被災地での土俵入りは「神社が移動している」というコメントをしています。
説明が難しいだけに広報が大事であること、お土産品の開発や相撲体験など、お客様サービスを増やしたいなどの提案は参考になると思います。
10.11 三島 八雲の会