犬も歩けば854 本「島根の逆襲」
「島根の逆襲」なる本が出ています。
著者:出川卓+出川通 発行所:言視社
初版:2012.3 価格:1500円+税
過激なタイトルですが、いたってまじめな中身です。「出雲」、「石見」、「隠岐」でなく、「島根」で括るのに工夫を要したそうです。
著者のプロフィールは次のとおりです。島根出身の、技術職のビジネスマンが書いたところに新規性があります。
出川卓:・1948年出雲市生まれ。
・大学卒業(機械工学専攻)後、日立製作所勤務。
・定年退職後島根と東京の二重生活。
・農業、郷土未来史家。
出川通:・1950年出雲市生まれ。東京在住。
・大学卒業(金属材料工学専攻)後、三井造船勤務。
・㈱テクノ・インテグレーション代表取締役。
実際に県内各地を歩いてみた島根は「ワンダーランド」だったようです。論点は次のとおりです。
1.島根が「玄関」で、グローバル化された合衆国ともいえる時代があった。
2.鉄・銅・銀などの巨大な資源埋蔵、生産地だった。広大な遺跡と
しての活用、伝統技術の未来資産化が考えられる。
3.島根県は、日本の中でも先進的に高齢者対応を進めてきている。
結論として、企業OBにむけて、「隠れ里」ならぬ「隠れ未来里」へのU・Iターンを提案しています。「定員100万人だとすると、あと30万人分空いています。お早めにどうぞ。」 5,15