861 福島県石川町
福島県石川町の加納武夫町長は、島根県(雲南市大東町)出身です。町は地震(地盤が強固)、原発(風向き)の被害が軽微だったことから、「福島復興の先頭に立とう」としています。
4月に町を訪問したばかりですが、21日、東京でお話を聞く機会がありました。
町長は元企業経営者で、この経験が町の経営に大いに役立っています。「成果があがり、面白くてしかたない。自治体トップには、民間人が向いている」と。
最大の成果は、財政の建て直し。実質公債比率23.9%だったのが、いまは8.8%。福島県59市町村では10位にまでなった。そのノウハウを探ろうと視察が増えている。
方法: ・職員減 232→150名
・借金減
・借金入札による金利低下
医療費を減らしたい。高齢者で病院がサロン化していたので、サロン機能を別に作って、ボランティアで運営している。医者から困ったといわれるが仕方ない。
風評被害の払拭に数千万円を使った。観光面では成果がでている。
今後の課題は、庁舎の立て替え、学校の統合、企業誘致による雇用創造など。
町の30年先を考えている。議会で「いつまでやる気か」と追求された。 6.22