犬も歩けば876 放射線を正しく怖がるためのセミナー
28日、都内で開催の「放射線を正しく怖がるためのセミナー」に参加しました。
主催者は、NPOニューロクリアティブ研究会(品川区)。めがねの三城の創業者一族が理事長、副理事長です。
参加者は60名ほど。多くは科学者、研究者です。
講師は3名:
1.「被爆問題を通して科学を学ぼう」
金沢工業大学 准教授 田森 佳秀
2.「福島原発事故の健康影響」
広島大学 原爆放射線医学研究所 副所長 稲葉 俊哉
3.「つづく東日本大地震における国際協力のあり方」
IAEM Ambassador 国際コーディネーター 唐川 伸幸
稲葉氏は「広島・長崎・チェルノブイリの調査結果や、放射線に関する医学・生物学の最新の知見から総合的に判断して、今後もがん患者や、将来生まれてくる子どもの先天異常の増加など、直接的な健康被害が出る可能性はほとんどない」と。
マスコミが売らんかなで事実を伝えていないこと、その結果、本当に怖がらなければならないことに注意がいかないことに警鐘を鳴らしていました。
そういえば、「本当のことを伝えない日本の新聞」(双葉新書)があります。著者はマーティン・ファクラーニューヨーク・タイムズ東京支局長。本物のジャーナリストの取材とはどういうものか、よくわかります。 8.29