11月1日にオープンした森鴎外記念館へ行ってきました。 場所は文京区千駄木。
建物(鉄筋コンクリート造 地下2階、地上2階)の感じがいいなと思い、設計者を聞いてみました。陶器二三雄さんだそうです。
展示の冒頭に、成澤区長のメッセージがあります。
「今後は、鴎外の生誕地・津和野町、留学地・ベルリン、赴任地・小倉の欧外ゆかりの地とも連携を深めてまいります。」
下森津和野町長とほぼ同年、若い区長の意気込みを感じます。
展示、映像、喫茶とゆっくり楽しみました。ヘーと思うこと、いくつかありました。
・鴎外の母(峰子)は、家つき娘だった。(嫁とあわないわけ?)
・10歳まで津和野で育った。5歳で論語の素読を始め、8歳で父からオラン
ンダ語を学んでいる。
・子どもたちには優しく、パッパと慕われた。
・見識「学問の自由研究と芸術の自由発展を妨げる国は栄える筈がない。」
・女性では樋口一葉、与謝野晶子、平塚らいちょうらをほめた。
・遺言書は死の3日前に生涯の友・賀古鶴所が筆受した。なかに「余ハ石見人
森林太郎トシテ死セント欲ス」とある。
・三鷹の禅林寺に埋葬されている。津和野町の永明寺にも分骨。
売店のトランプ、図録は津和野町の森鴎外記念館からの販売委託です。
老紳士と夫人が、「帰ろう」「ゆっくり見たい」ともめていました。ひとりで行くことお勧めします。
11.9