東大法学部卒業の皆さん8名を、2泊3日の「古代出雲旅行」に案内しました。
・期間 :9月20−22日
・宿泊 :湯の川温泉・松園(古代料理)
玉造温泉・長楽園(神の湯 日本一の露天風呂)
・案内先:神社(8)、遺跡(7)、施設(5)、ほか(3)
・移動 :マイクロバス利用
ヘビーな研究者2名(大学、元裁判官)だけでなく、皆さん楽しんでいただけました。
神話の現場に加えて、最近いくつかの大発見があり、出雲は知的好奇心を刺激する
場になっています。案内先を絞るのに苦労しました。
出雲にナイアガラの滝があるわけではありません。説明が要ります。よき説明者
こそが「おもてなし」になると思います。
遷宮が終わり、新しくなった出雲大社。千家権宮司から案内をいただくことに!
理の勝った一行で、率直な質問がでていましたが、上手に答えておられました。
飾らない、自然体のお方です。バスの駐車場まで同行し見送っていただきました。
荒神谷博物館では、藤岡大拙館長から1時間ほどの講話。
・出雲大社は平安時代半ばに高くなった。今の倍(48M)。
・5回倒れている。何度も建てた理由がわからない。
・私は「出雲の大神=たたり神」説だ。庶民でなく、権力者にたたる。
八重垣神社のお祭りのような賑わいには驚きました。若い女性たちのパワースポット
ブーム恐るべし。「鏡の池」の占い人気でしょう。われわれの見ものは、宝物殿の壁画。
邪魔されず、じっくり拝見できました。
元裁判官の強い希望があり、県境を越えて妻木晩田(むきばんだ)遺跡(鳥取県淀江町)へ。
国内最大規模の弥生時代の集落跡です。そのスケール、日本海を望む眺望に圧倒されます。
また水の無い丘陵に「なぜ、いかにして」住んだのか大いに想像を刺激されました。
「古代出雲旅行」に欠かせないスポットだと思います。
八雲の会メンバーで、いまは雲南市加茂町にお住まいの中林さん。雲南市内の道案内
をお願いしました。おかげで予定外の神原神社(鏡)、光明寺(新羅の鐘)に行け、
そしてオオクニヌシの拠点だった木次町の風景を俯瞰できました。
シニアを対象とした「古代出雲」をテーマにした中規模旅行(マイクロバス利用)の
可能性を感じることができました。
9.26 三島 八雲の会