27日(日)、文京区千駄木で、西周の講演会がありました。
・テーマ 「鴎外が描いた西周像」
:講師 張厚泉氏(上海東華大学日本語課主任教授)
・会場 本郷図書館
定員は40名でしたが、倍はおみえでした。なじみの薄いテーマ
によく集まったものです。
津和野が生んだふたりの偉人、森鴎外と西周。本郷図書館は、
鴎外記念館(観潮楼跡)のごく近くにあります。津和野町と協定を
結んでいる文京区での講演会、意義深いことです。
講演会の件、2月ころから相談が始まっていました。張先生、
「やめにしましょう、と連絡がいつくるかと思っていた」と
笑いながら。
先生は日本語教育が専門ですが、西周の研究者でもあります。
*学位論文「日本における西洋近代の需要と儒学の効用」
昨年6月、津和野を訪問されています。8歳の息子さんも西周の
ファンになったそうです。
西周はどう登っていいかわからない巨峰です。先生は鴎外の
「西周伝」から接近する方法をおとりになりました。われわれは
張先生というよきガイドをえたと思います。
先生と知り合い、今回の講演会をプロデュースしたのは、
上海の都市考現を研究する山口勝治さん(東京)です。山口さん、
「次はくだけたテーマのサロンをやりましょう」とおっしゃって
います。
10.29 三島 八雲の会