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936 家族に乾杯

 NHKの人気番組「鶴瓶の家族に乾杯」。前編(25日)の舞台(前編)は奥出雲町でした。広島と鳥取に接するこの町は「神話とたたらの里」です。

 大変な宝をもっていますが、人をひきつけるのは、「食」だとよくわかりました。

寒暖の違いが大きく、水がいいことから、お米(仁多米)やそば、お酒が格別です。

 まずは「出雲そば」。見た目は黒く、香りがあります。地元の方ふたりが、2年前から神社の社務所を店にして始めています。そばは在来種で、個性があります。関西生まれ、うどん文化の鶴瓶師匠も「うまい!」と。なんと東京からという女性客もいました。

 ゲストの伊武雅刀さんの目的は天日干しのお米(仁多米)。いまは激減しています。

なんとか農家を見つけたのですが、すでに干し終わっていたのはお気の毒でした。それでもおにぎりをいただいて満足していました。

 声をかけられた地元の人たち、それぞれ積極的で、よく話されていました。明治時代からの写真店の夫婦、ふたつの旅館の若女将たち、社務所でそば打ちを始めたおふたりなどです。

 なかでも広島出身で、建設業勤務の30代のかた。会社の先輩が、「一人前になって家を建てる、ぜひ会ってほしい」と、上棟式の現場に案内していました。先輩と後輩、神話のような風景です。師匠は感激して、テレビ「半沢直樹」で使った「ネジ」を、「がんばれよ」と渡していました。

 後編が楽しみです。

町の概要、別紙にまとめてみました。見どころは豊富です。

 町は来春「奥出雲町の集いIN東京」を予定しています。

    11.26  三島 八雲の会