9日(月)、静岡市の興津川流域へ行ってきました。目的は「着地型観光」
の実現にあります。東海大学准教授、フードツーリズム研究室の新田先生に
案内していただきました。
興津は東海道の宿場町として栄え、明治以後は元勲の別荘になっています。
清見寺は奈良時代に創建された東海道屈指の名刹。朝鮮通信使ゆかりの寺と
して国の史跡に指定されています。西園寺公望公の別荘「坐漁荘」にはとき
の首相ほか政府要人がしばしば相談に訪れていて「興津詣で」と呼ばれた
そうです。
興津川は鮎釣りで知られた清流です。お昼は、鮎、モクズガニでした。鮎
は冷凍で1年中食べることができます。釣ってすぐに冷凍すると、美味を維
持できるそうです。餅もつきたてを冷凍します。
川をさかのぼって、小島(おじま)を通過し、オクシズの両河内が打合せ
会場でした。9団体12名が集合。
1.キャンプ場があって、夏場は大勢がきます。問題は冬場です。2.タ
ケノコ(アクが少ない)、お茶の味は日本一!だそうです。ブルーベリー栽培
が始まっています。3.杉尾山頂(標高600メートル)から富士山、駿河湾
の眺望はすばらしく、下山すれば温泉(やませみの湯)があります。4.食堂、
お土産店、宿(釣り宿、旅館、民宿、農家素泊まり)などもあります。
観光資源は豊富にあり、サービスも揃っています。課題はこれらをつなげ
ること、体制の整備、情報発信と思われます。
2013.12.14 三島