950 出雲民芸紙(つづき)
14日(金)、にほんばし島根館で、安部信一郎さんとまじめな話をしてきました。話題をいくつか披露します。
1.東大大学院「学位記」
学位記(がくいき)とは、大学等がある者へ学位(学士・修士・博士)を授与したことを証明するため、その者に対して交付する書面の原本をいいます。東大は学位記の表紙に民芸紙を使っています。民芸紙の特長をいかした濃い紺色で、上品な仕上がりです。
年に2400枚の注文があります。
2.写真家・山下誠一氏
写真家の山下誠一氏は、和紙へのデジタルプリントを追求しています。和紙の材料は、こうぞ、みつまた、がんぴです。安部さんに、同じ対象をこうぞ紙とみつまた紙にプリントした写真を見せてもらいました。見た目の大きな違いに驚きました。
http://www.gallery-bauhaus.com/080909_yamashita.html
文章中に間違いがあります。安部さんの住所は出雲市でなく、松江市です。
3.路上書道パフォ−マンス
松江駅で、2名の若者が書のパフォーマンスをしているそうです。安部さんに注文がくるのは、いい値をつけるには紙も大事だからでしょう。「書道パフォ−マンス甲子園」なる四国で行われるイベントがあります。いまの若者はパフォーマンスが好きですね。
http://shodo-performance.jp/
それぞれもっと知られていい話題だろうと思います。発信されていないのはもったいないことです。私が知らなかっただけでしょうか。
3.15 八雲の会・三島