8日、都内で、筑波大学・辻中豊教授の講演を聴きました。19
54年生まれ(60歳)、東大阪市出身。専門は政治学で、ただいま
日本政治学会理事長です。
*日本政治学会:創立1948.11 学会員1800名
演題は「市民と政治の間を調査する・エピソード編」。欧米の学問
の翻訳でない、オリジナルな実証研究です。1997年以来日本を
含む15ケ国における市民社会構造を調査研究、海外にも発信され
ています。
教授の結論は次のとおりです。
・日本の市民社会、まちづくりの多様なネットワークは、世界的
にみて大変貴重なもの。
・特に、自治会・町内会は、重要な制度遺産。
・かつては行政下請け的な側面があったものもあるが、急速に自立
化。
・NPO・NGOと連携して、開放的で、地に足がついた活動をす
るとき、極めて大きな「新しい公」への可能性あり。
中国ですが、「自治会・町内会などを輸出することで変わるのでな
いか、学生も期待している」、というメッセージには驚きました。
「自治会・町内会」とは無縁に過ごしています。知らないことから
偏見もあるかもしれません。考えるきっかけになりました。
11.9八雲の会、三島