24日、都内で開催の「第15回 NCLセミナー」に参加しま
した。主催者はメガネの三城の創業者に関わりがあるNPOです。
*NPOニューロクリアティブ(NCL)研究会
講師は「ロボコン博士=東京工大名誉教授」の森 政弘氏。演題は
「創造する脳~日本人の智慧と創造性」でした。88歳で、耳は
遠いようですが、お元気で頭脳は冴えています。
覇気のない学生に「座学では変わらない、手を使わせることだ」
と考えて、1976年から始めた新規授業「創造工学演習」がロボ
コンの源流となりました。高専ロボットコンテスト(NHK放映)
の役員を勤め、そのコンテストは今年で28年目です。
「八戸3中」のロボコンのお話しは感動的でした。荒れていた
生徒たちが変わっていきます。よき指導者がいました。
チームは4人が一組、このとき好きな仲間とは組ませません。親
しくなかった者同士が協力することで知恵を出します。あきらめな
いで格闘します。完成したときの感動! 新しい仲間意識も生まれ
ています。
生徒たちが気づいていった体験を書いた作文。中身があって、長
文なのに国語の先生が驚いたそうです。文章をスクリーンで見せな
がら、読まれました。手書きの下手な字ですが、欄をあふれるばか
りの文章に、拍手がおこっていました。
http://www.gijyutu.com/ooki/tanken/tanken2001/3-robo.htm
宇宙の構成は「陰・陽」から成っているのに、現代は「陽」ばかり
に視点が注がれ、「陰」の重要性が全く気付かれていない。ロボコン
は「陰」を養うものだそうです。
3.26 八雲の会 三島