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1010 土湯温泉(福島市)

 6月29・30日の両日、一行10名で、土湯温泉(福島市)へ行っ
てきました。

 東日本大震災により壊滅的被害をうけ、16軒の旅館が11軒に減少
しています。土湯温泉町は復興再生を果たすだけではなく、震災前を超
える新しい地域づくりに挑戦しています。

 主な復興再生事業に再生エネルギーへの取り組みがあります。一つは
「小水力発電」で、すでに稼働しています。もう一つは「地熱発電」で、
ただいま建設中でした。稼働中の発電所が少ないことから、注目を浴び
ています。

 提案もあちこちからあって、いろいろやりたいことがあるそうです。
 1.産業観光
   先人が手がけた水力発電所(大正8年)、砂防堰堤、擬岩の滝、
  つり橋などの遺産も含めたツアーができます。擬岩といえばディズ
  ニーランドです。本物の石を使わない「永遠に未完成」をコンンセ
  プトにしています。
 2.国際交流
   インスハイム(独)との交流を検討しています。
 3.陸上養殖
   海の魚と陸の魚を、同じ水槽で飼うことができる技術があるそう
  です。

 お話を伺った(株)元気アップつちゆの加藤社長は、5つの高齢者福
祉施設の経営者です。こちらの施設には、住民票を移さないで入居でき
ます。旅館はもちろん、公衆浴場や足湯(5か所)もある温泉の町です。
社長は「移住を!」と呼びかけていました。

  7.2 八雲の会 三島