「たたら」は日本刀に不可欠な材料(玉鋼)の製造技術です。「たたら」の遺産がいくつもある奥出雲は、日本刀のルーツといえるでしょう。地元の情報を効率よく伝えるには、ターゲットを絞ることが大事です。ターゲットとして日本刀の愛好者が考えられます。バラバラの愛好者がまとまる場として「刀剣販売店」があります。なんとなくおっかなくて、敷居が高いのではないでしょうか。
銀座長州屋は、刀剣販売店です。フリーペーパー「メトロ ウオーカー春号」で記事を見つけました。「東京で巡る江戸の嗜み」というシリーズ企画で、地下鉄を利用して見学や買い物の出来るスポットを紹介しています。銀座長州屋は、愛好者に限らず多くの来店を歓迎しています。
住所:銀座3-10-4 電話:3541-8371
HP:http://www.choshuya.co.jp
記事から引用します。「太刀や脇差、担当など鎌倉~江戸時代を中心に制作された貴重な名刀がずらり。長く続いた江戸時代は、時期ごとに刀の形もさまざまで、見比べてみるのも楽しい。刀は、実際に手にとり、感触を確かめることも できる。」
店番の善財一さんから話を伺いました。長野県出身で、「島根には行きたいが、きっかけがない」そうです。時代劇チャンネルの番組作成に協力したことから、映画「たたら侍」はご存知でした。宿題をもらいました。「江戸時代でなく、鎌倉・室町時代のたたらを知りたい」そうです。刀匠は、いまの「たたら」に満足しておらず、中世の「たたら」に期待しているのです。
7.22 八雲の会 三島