新宿駅西口で開催の表記イベントに行ってきました。目当てはお二人のトークショー。底冷えの寒さには参りましたが、熱い話題にぬくもりました。
一人は映画「たたら侍」の錦織良成監督。1昨年お目にかかって以来ですが、ずいぶん成長?なさっていて、いささか心配でもあります。
映画は12の賞をとったそうです。海外で評判がいいことから、自信を感じました。強い侍は「刀を抜かない」ことにメッセージがあります。「見たことのない日本をお見せします」とまとめていました。エンターテイメントにより、たたらの認知度アップを期待します。5月20日に全国公開です。
もう一人は作家・神主の吉木誉絵(のりえ)さん。東京生れですが、父上は雲南市大東町出身。島根の良さを、2世の目でご覧になっています。
多芸な方で、歌とパフォーマンスで「古事記をわかりやすくしたい」と。映像を見ましたが歌詞も歌唱力も相当なものです。
慶応の修士課程修了で、名刺には海上自衛隊幹部学校戦略研究室客員研究員とあります。兵法でいう「戦わずして勝つ」は、映画「たたら侍」の精神に似ています。敗北の歴史だった出雲が、「勝つ」戦略を学びたいものです。
吉木さんによれば、古事記は親父ギャグのはじめだそうです。スサノオがオロチを退治したあと「わが心すがすがし」と叫んで須賀を地名とした場面をそのよ
うにおっしゃいます。面白いかたが現れました。
2.19 八雲の会 三島
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