10日、都内で開催の「二本松市交流会」に参加しました。属しているNPOが
市内の農業関連団体、岳温泉などを支援していることから、昨年度に続いて案内を
いただいたものです。
市内企業の「福島サンケン(株)」からプレゼンがありました。LEDなどのメー
カーです。CSR活動として、「LEDペットボタル」を二本松ブランドから全国へ
展開しています。LEDメーカーならではの社会貢献です。
http://www.sanken-ele.co.jp/corp/pdf/csr_08.pdf
目玉は同市出身、(株)セブン銀行代表取締役会長の安斎隆氏による講演でした。
日銀理事、(破綻時の)長銀頭取、セブン銀行社長を歴任しての現職です。日銀に入
行して最初の勤務地は松江支店で、島根とは縁があります。
話題は同市出身の学者・朝河貫一、危機管理、ATM開発などでした。
会津出身の野口英世は有名ですが、女性にだらしが無い、大酒飲みで、借金は踏み
倒すという方でした。一方の朝河貫一は日本よりも米国で尊敬される、立派な学者で
す。「地味だが、裏切ることはない」のが二本松生まれの宿命だそうです。
高校まで6キロほどあって、通学方法は「舟+バス」で、アクシデント対応が要り
ます。当時は停電もまれでなく、一夜漬けは出来ません。「備えあれば憂いなし」と
いう「危機管理」を身につけたことが社会に出てから役立ったそうです。
現在のセブン銀行のATM設置台数は23千台以上です。開始したのは2001年
ですが、被雷による故障、容量不足、スピードが遅いなどの問題がありました。数年
たったとき、まだ赤字でしたが、鈴木敏文氏の反対を押し切って、モデルチェンジし
たそうです。
安斎会長は今年から「同市地方創生アドバイザー」に就任されています。どういう
アドバイスをなさったか、聞きそびれました。
8.12 八雲の会 三島