松江市八雲町にある機械漉き和紙メーカーの「外谷(とや)製紙」。6日、上京中の外谷治生社長(49歳)と久しぶりに話をしました。
当社の代表的商品は「藁半紙」です。更紙ともいわれる藁半紙に粗悪品のイメージがありますが、藁は入っていません。「本物の藁半紙は書道にむいた優れもの」と先代社長から聞いていました。鳩居堂の全店に納入していると今回聞いて、納得しました。丸善に勤務経験のある現社長による営業の成果です。
当社の技術の特長は「藁半紙」で培った「混合技術」で、均一に分散させるところにノウハウがあります。混合する材料は藁の他に、紅茶・ウコン・べんがら、ゼオライト(消臭や吸着機能のある鉱物)など多種類です。
商品の用途は書道用、日本画用(画仙紙)、着物の保管、壁紙、ファッション、カーテン、化粧落とし、健康用品、動物の創傷治癒材、等々。ファッションでは桂由美氏がウエディグドレスに採用しています。
島根県企業では群言堂(大田市)が文具、雑貨などに採用しています。都内にもいくつかの店があります。
http://kurashi-to-oshare.jp/going/40662/
海外でも使われています。
事例1.シドニーで松江市出身の方が経営する日本料理店の店内。
2.「パリ島根県人会」のお世話をしている方を通じて、藁半紙や画仙紙。
3.韓国向けには「トルンペット」。韓国はペットブームだそうです。
4.宝飾品の変色を防止する「シルバーガード」。
18.7.7 八雲の会 三島