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1137 石川町ツアー

 10月30日・31日、4名で福島県石川町方面に行ってきました。4名は旅行会社(あうたび)の唐沢代表とNPO会員が3名。あうたびによる「石川町ツアー」の実現を、NPOは支援しています。

 あうたびのツアーでは「人に会うこと、交流」が重要です。唐沢さんに紹介した3名、次のとおりです。

1.仲田種苗園代表取締役、NPOふくしま風景塾理事長・仲田茂司さん
 会社の経営をしながら、NPOでは「もみじサミット」を主催するなどグローバルな視点をお持ちです。ブータンでは日本庭園作庭を指導し、眞子さんに説明なさる様子をNHKの全国放送で見ました。

 仲田種苗園の商品に「野の花マット」があります。名前のとおり、福島の「野の花」をマットに植えて扱いやすくして、東京などに広めようとの狙いです。相談の結果、ツアー客による「野の花マット作り」体験が出来そうです。

2.イワツツコワケ神社宮司・吉田英高さん
 この神社は陸奥一宮。八幡山の頂きにあります。山は古代からの巨石、中世の城跡、そして当神社が同居している「パワースポット」です。参拝客が増えています。

 宮司さんとは麓にある駐車場(元の役場があった所)で待合せ。説明を受けながら、整備された参道を上がり、小径を歩き、そして下りました。
町の歴史に詳しい、なかなかの名ガイドです。

 樹木(桜、あじさい、かえで等)の植林、階段や参道、トイレなどを整備して、名所作りが着々と進められています。参道は不定形、多種類の石を敷き詰めてあります。東京駅などで余った石をいただいたそうです。

3.豊国酒造(古殿町)の蔵元杜氏・矢内賢征さん
 石川町ブランドのお酒「キララの初恋」はこちらで造っています。また酒米の一部は石川町で作ります。なにかと関係が深い古殿町です。

 当地には地酒を好む文化があるようです。これに応えようとする若い矢内さんの「地元の誇りになるお酒造り」への意気込みを感じました。矢内
さんが造り上げた「一歩己(いぶき)」は、震災を超える力に助けられたそうです。

   18.11.5 八雲の会 三島