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1139 「ゴリラの鼻くそ」は生きている

 11月21日、都内で開催のセミナーに参加しました。演題は「夢工学式発想のすすめ」、講師は経営コンサルタントで東工業株式会社取締役の川瀬良昭氏。「夢工学」を提唱し、実践してきた方です。

 川瀬さんは早大卒、新日鉄に勤務したあと、いくつかの著名企業や自治体(岐阜県の理事など)、大学等で仕事をなさってきています。正に赫赫たる経歴というのではないでしょうか。

 エピソードを2つ紹介します。
1.家庭再建
 川瀬さんは早くに夫人を亡くしています。多感な時代の娘二人を育てながら、多忙な会社の仕事をせねばなりません。人生最大の「逆境生活だった」そうです。
 覚悟を決めて挑戦を開始。家庭再建の骨格に成功の根源的因子である「夢」を設定。「家庭再建プロジェクトに挑戦し、成功した」そうです。

2.ゴリラの鼻くそ
 分厚いテキスト(171枚を編集)をいただきました。中に「右能の感性機能の極大化」という項目があります。14枚の写真でイメージを喚起していますが、うち1枚は「ゴリラの鼻くそ」なのに驚きました。

 「ゴリラの鼻くそ」は普通の黒大豆の甘納豆です。旧島根県平田市(現出雲市)の岡さんが2000年世にだし、成功しました。落語愛好家の岡さんが考案した絶妙のネーミングの力によるものです。

 当時マスコミがとり上げるなど一世を風靡したものです。川瀬さんの目にとまり、教材になっています。20年近くたった今も、どっこい生きていました。

   11.29 八雲の会 三島