父が亡くなったのは竹の子が獲れる時期でした。獲りたて、茹でたての竹の子は美味しいです。茹で過ぎて食べきれず処分していたことを、「もったいなかった」とカミさんは今でも言います。スーパーで値段を見ると、けっこうな値づけをしていて、惜しむのもむべなるかなです。
しかし惜しまれる期間は長くはありません。成長は速く、1年で大きくなり、始末をしないと樹木を枯らすなど、やっかいものとなります。はびこる竹に悩む農家は各地にあると思います。
だいぶ前ですが、島根県大田市で、竹に取り組む皆さんがいました。ネットで検索しますと「粉砕して土壌改良剤等にする」とありますが、2006年の記事です。今はどうなっているでしょうか。
https://blog.goo.ne.jp/f-kawamoto/e/332309e69d59cb3ab515940aad74c1f1
最近、興味深いお話しを拝聴しました。竹の子を食材(メンマ)にする事業です。福岡県糸島市から始まって、「純国産メンマ プロジェクト」が各地に広がっています。私が伺ったのは千葉県市原市の様子でした。
http://chibakyo.net/archives/443
キャッチフレーズがふるっています。「放置竹林をメンマ畑に!」、更に「美味しく食べて竹林整備!」。やっかいものを食べてやるとは、痛快ではありませんか。
竹の種類は孟宗竹、真竹、破竹など。身長ほどの竹(の子)をサクッと鎌で切ります。あとは、茹でる→漬け込み→樽に保存、といった工程です。設備投資はさほど大きくはなさそうです。
属しているNPOに報告したこところ、情報を集めている方がいました。
経験者のお話しを伺おうとしています。
19.4.12 八雲の会 三島