広島大学大学院の研究グループが、2017年に津和野町の山林で採取した花嵩片麻岩(かこうへんまがん)を年代測定の結果、日本最古となる25億年前の岩石だとわかりました。(3月末発表)
「まだ日本列島が列島でない時代、日本列島が大陸から離れるのが2万5千年前くらいからなんで、それよりずっと前の話なんです。」
津和野町は連休前に公開します。
『新発見! 日本最古の岩石を初公開』
【期間】 4月27日(土)~ (今後、常設展示に移行の予定)
【場所】 津和野町郷土館
【入場料】 大人400円
これまで国内最古とされてきたのは、50年前、岐阜県七宗町(ひちそうちょう)で見つかった20億5000万年前の岩石です。「日本最古の石」を売り物にしてきた同町。1996年に「日本最古の石博物館」を建設し、来年には50周年の記念行事を予定しています。日本最古でなくなった町はどうするのでしょうか。
発見者、広島大の早坂准教授は、「津和野町の最古の石を、七宗町の博物館においてほしい」そうです。石という地味なものが脚光を浴びました。これを機会として、連携がうまれるか注目します。
ところで福島県石川町は、「日本3大鉱物」の産地です。鉱山経営の歴史をもち、充実した石のコレクションを保管しています。竹下首相の1億円事業で、世界から集めたと伺いました。私は2度見学したことがあります。「面白くするには説明次第」と思いました。
19.4.24 八雲の会 三島